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孤高の映画監督ロベール・ブレッソン特集 5/13(金)~16(月)
みやこ映画生協×シワキネマ プレゼンツ!

孤高の映画監督ロベール・ブレッソン特集 5/13(金)~16(月)

ロベール・ブレッソン幻の3作品がデジタルリマスターで蘇る!
『抵抗(レジスタンス)―死刑囚の手記より』(56)『スリ』(59)などで知られるフランスの映画監督、ロベール・ブレッソン。
プロの俳優をキャスティングせず素人を起用するなど、過度な演出を徹底的に排除して真実そのものを追求する映像表現〈シネマトグラフ〉を標榜。ゴダールらヌーヴェルヴァーグの作家たちをはじめ世界中の映画人に多大な影響を及ぼし、寡作ながら唯一無二の傑作を生み出してきた彼の日本では特集上映などを除き劇場未公開だったふたつの作品『湖のランスロ』『たぶん悪魔が』が40年以上の時を経てついに公開。そしてドストエフスキー生誕200年を記念して、6年ぶりにリバイバル公開の「やさしい女」。しかも3作品とも最新の技術を駆使した4Kデジタルリマスターによって美しい映像で見事に甦る。



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© 1974 Gaumont / Laser Production / France 3 Cinema (France) / Gerico Sound (Italie)

湖のランスロ Lancelot du lac
1974年製作/84分/フランス・イタリア合作
5/13(金)~16(月)①9:30 ②14:40

●時は中世。城に帰還したものの、聖杯探しに失敗し多くの戦死者を出したアルテュス王の円卓の騎士たち。その中のひとり、ランスロは王妃グニエーヴルとの道ならぬ恋に苦悩していた。神に不倫をやめると誓うランスロだったが、グニエーヴルにその気はない。仲間のゴーヴァンはランスロを心配するものの、権力を手に入れようと企むモルドレッドは罪深きランスロを貶め、自分の仲間を増やそうと暗躍する。団結していたはずの騎士の間に亀裂が入り始め、思わぬ事態が引き起こされるのだった……。
●アーサー(アルテュス)王伝説に登場する王妃グニエーヴルと円卓の騎士ランスロの不義の恋を中心に、騎士道精神が崩壊していく様を現代的視点で描いた時代劇。監督三作目の『田舎司祭の日記』(50)の直後に製作しようとしたものの予算の問題などで挫折。その後も何度か映画化を試みるも成立しなかった企画が20年以上経ってついに実現、ブレッソン渾身の一作として迎えられ、第27回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞した。騎士たちのショッキングな殺戮シーンから始まるという従来のブレッソン作品からは想像もつかないような異色作でありながら、王への忠誠心、王妃への愛、そして神への誓いの間で苦悶する主人公はじめ、全編ブレッソン独自の美学に貫かれている。
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【ブレッソンの映画を知っている方にオススメ!】
『抵抗』や『スリ』、遺作『ラルジャン』(大傑作)等を観てブレッソン映画を知っているという方でも、日本で約半世紀を経て公開された本作の冒頭にきっと困惑されるでしょう。あなたの知らないブレッソンの世界がここに!




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© 1977 GAUMONT

たぶん悪魔が Le Diable probablement
1977年製作/97分/フランス
5/13(金)~16(月)①11:10 ②16:15

●裕福な家柄の出でありながら自殺願望に取り憑かれている美しい青年シャルルは、政治集会や教会の討論会に顔を出しても違和感を抱くだけで何も解決しない。環境問題の専門家である親友のミシェルや、シャルルに寄り添おうとするふたりの女性、アルベルトとエドヴィージュらと同じ時間を共有しても死への衝動を断ち切ることができない。冤罪で警察に連行されたシャルルは一層虚無に苛まれ、やがて銃を手にする……。
●自然破壊が進み、社会通念が激変しつつある1970年代のパリを舞台に、ひとりの若者の死と生を見つめる終末論的な本作。本国フランスでは18歳未満の鑑賞が禁じられたほどの絶望に満ちた内容、急進的な社会批判などが影響してか我が国では長らく日の目を見ることがなかったが、国際的には〈シネマトグラフ〉のひとつの到達点として高い評価を受け、その証拠に第27回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員特別賞)を受賞している。深刻な社会不安、環境危機が叫ばれる今だからこそ観られるべき作品であると同時に、ブレッソンは普遍的な個人の危機を丹念に見つめる。もちろんキャストは非職業俳優でありながら、フランソワ・トリュフォーはこの作品を「すばらしく官能的」な作品であるとして、特にメイン4人の若者たちの美しさを称賛している。
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【ブレッソン映画にハマっている方にオススメ!】
ある事件を発端に過去へと遡る物語の構成は『やさしい女』と同じ。しかし、ここでのブレッソンは未来へと目を向ける。災害・パンデミック・戦争の重なる現在。彼が1977年に放ったタイムカプセルを開ける時が遂に来た!





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やさしい女 Une femme douce
1969年製作/89分/フランス
5/13(金)~16(月)①13:00 ②18:05

●彼女は16歳ぐらいに見えた」。質屋を営む中年男は妻との初めての出会いをそう回想する。安物のカメラやキリスト像を質に出す、若く美しいがひどく貧しい女と出会った男は、「あなたの望みは愛ではなく結婚だわ」と指摘する彼女を説き伏せ結婚する。質素ながらも順調そうに見えた結婚生活だったが、妻のまなざしの変化に気づいたとき、夫の胸に嫉妬と不安がよぎる……。衝撃的なオープニングから始まる本作は、一組の夫婦に起こる感情の変化と微妙なすれ違いを丹念に描き、夫婦とは、愛とは何かという根源的な問いを投げかける。
●原作は、ドストエフスキーの短篇のなかでも最高傑作と呼ばれる「やさしい女 幻想的な物語」。ブレッソンは原作のプロットを守りながらも、物語の舞台をロシアから現代(60年代後半)のパリへと移し、大胆な翻案を施した。また本作は、『スリ』『バルタザールどこへ行く』など、モノクロの厳格な画面作りを続けてきたブレッソンの初カラー作品。美しいカラー画面を手がけるのは、ジャック・ドゥミ『ロシュフォールの恋人たち』の撮影監督ギスラン・クロケ。DVD等ソフト化もされていなくスクリーンでしか観れない貴重な作品。
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【ブレッソンの映画を初めて観る方にオススメ!】
彼の映画を観ると、同時に彼の映画に対する独特な姿勢も観ることになります。本作ではモデルから見出されたドミニク・サンダがその姿勢に花を添えます。未ディスク化の本作、スクリーンで観る貴重な機会をお見逃しなく!




■入場料金:一般1500円、シニア1200円、学生以下1000円
※みやこ映画生協組合員証ご呈示で上記金額から200円割引

■会場:DORAホール(旧シネマリーン) 76席 マリンコープDORA2F

■主催:みやこ映画生活協同組合

■共催・企画宣伝協力:シワキネマ

■お問合せ:みやこ映画生協 TEL0193-64-5588(平日10:00~17:00)
上映期間中のご連絡は携帯 070-5320-5274まで



シネマリーン上映は新型コロナウィルスの感染拡大防止として以下の対策を行います。

●感染リスクを下げるため、以下の対策を行います
・館内の常時換気いたします(映画館は興行場法の換気基準をクリアした施設です)。
・手すり、ドアレバー等、手が触れる場所の消毒をいたします。
・手指アルコール消毒の設置しております。
・本篇前に感染予防のお知らせを上映しております。ロビー等で感染予防の啓発をしております。
・受付には仕切りを設け、従業員はマスクを着用しております。
・空気清浄機を設置し常時稼働いたします。

●ご来場者へのお願い
・窓口にお並びの際、入退場には密集しないよう前後の方と十分距離(最小1mできるだけ2m)をとって下さい。
・発熱、咳の症状がある方、健康に不安のある方の鑑賞はご遠慮下さい。(事前の検温の協力をお願いします。)
・鑑賞時はマスクを着用し、発声等を行わないようお願いします (マスクが無い場合は窓口にて販売いたします)。
・館内は水分補給の「飲み物」のみ、食べ物は禁止とさせていただきます。
・入場時(再入場時も)の手指消毒をお願いします。
・報道等にて当館での感染者が確認された場合、当該時間にご来場いただいた方は保健所までご連絡をお願いいたします。
・入場者名簿へのお名前・連絡先の記入をお願いいたします。(名簿は3週間保管後、何もなければ責任をもって破棄いたします。コロナ関係の連絡以外には使用しません。)
・新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の活用を推奨いたします。(鑑賞中はCOCOA を稼働可能な状態に保つため、上映中はスマートフォンを OFF ではなく、マナーモードに設定をお願いします。)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html

手指消毒し、しっかりマスク着用していれば「映画鑑賞」は感染リスクの非常に低いものです。こういった時こそ、映画館で映画を楽しんでいただきたいと思います。映画は心を豊かにすると信じています。

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